『蛮幽鬼(ばんゆうき)』公式ブログ

アワブロ23 小道具の話

今回はちょいと小道具の話をしたいと思います。といいますのも、公演の中盤で変更になった小道具がありまして。いや、そういう事は多いのですが、うまく写真に撮れたのでご覧下さい。
ストーリーの終盤、浮名や空麿や道活やらが次々と殺されていく中、物欲さんも矢で殺されるのですが、初めは逆木さんが隠し持っていた矢を自分で刺していました。いや、刺してはいませんが自分で当てていたんですね。それが、後半では仕掛けによって烏帽子から出てくるようになりました。こちらです。



これですね。逆木さんがヒモを引っ張ると、烏帽子からビヨーンっと矢が出てくる仕掛けです。
そしてそれを作っている様子がこちらです。





インディくんが演舞場の楽屋で衣裳を半分着たまま、そして羽二重をしたまま造っていました。本番が始まっても小道具を造らされていたんですね。ご苦労様です。


それから、一幕ラストの葬式のシーン。大きな棺桶に入っているのは先の大王(おおきみ)である右近さんなのですが、実はあの棺桶の中には本当に右近さんが入っていたのです!





ウソです。そりゃそうですよね。でも、ある意味本当なんです。中に入っているのは右近さんから顔をかたどった人形。もちろんこれも中田彰輝さんの作品です。かなりリアルで気持ち悪いんですよね。いや、右近さんが気持ち悪いんじゃないですよ。人形が気持ち悪いんですよ。
ちなみに、この右近さんの顔の型は「五右衛門ロック」で古田さんが右近さんに化けるときに使用した物です。いや、丁度あったから。ね。

アワブロ22 おじさま二人

今回はおじさまお二人のオフショットをご紹介したいと思います。
まずは千葉さん。衣裳やメイクを完全に装着した状態で客席にて舞台稽古を鑑賞中でした。




なんか色合いが妙なのは舞台照明の照り返しだからご容赦下さい。でもなんかその怪しい感じも含めて千葉さんっぽいでしょ。いかにも何か企んでいそうです。いや、企んでいるのは惜春であって千葉さんではないんですがね。
そんな千葉さんですが、殺される時には哀れな感じです。サジに針を打ち込まれて死ぬシーンではペタンと正座しますが、あれは千葉さんの案なんです。で、そのシーンの照明を合わせている間、まるで落語家のようでしたのでご報告したいと思います。




どう?綺麗な江戸弁で落語でも披露しているようでしょ?でも髪型がバカ殿みたいになっているのでそちらの方がインパクトが強いかもしれません。


次はもう一人のおじさま、亨さんです。舞台稽古中に見た亨さんの髪型が凄くて思わず写真を撮ってしまいました。




みなさんは本番でご覧になるから違和感は無いかもしれませんが、我々は劇場に入っていきなり初めてこの髪型を見る訳ですから、そのいきなりさに驚いてしまいました。それにしても見事なトサカです。
今作では渋くて律儀で豪快な役どころである蔵人を演じていただいていますが、そんな亨さんでも何度も殺陣稽古をすればのどが渇きます。そんなしばしの休憩の風景もご覧頂きたいと思います。




サ、サムライがペットボトルから水を飲んでる!なんだろう、この違和感!まあ、それくらい舞台稽古はキツイってことですね。チェックのために何度もシーンを繰り返しますから、何度も殺陣も繰り返さなくてはならないのです。さすがにキツイ。お疲れ様でした。


アワブロ21  「蛮幽鬼」裏話ゲスト篇

さあ、「蛮幽鬼」裏話ゲスト篇です。
今回も多彩なゲスト陣に出て頂きましたが、またこの方からご紹介いたしましょう。山内圭哉さんです。
また山内さんからかよ!というツッコミが聞こえてきそうですが、しょうがないですね。
つきあいが長いから書きやすいんだよね。てことで、山内さんのこんなお姿からお見せいたしましょう。




寝てますね。覆面付けたまま寝てますね。
いや、実は寝ていません。舞台稽古中に客席で見ていらしたのでカメラを向けたら寝姿になって下さいました。なんか可愛らしいですね。

そんな覆面姿の浮名さんの逃げ腰ポーズを見てみましょうか。



うん、へっぴり腰ですね。手下がコロコロと倒されるのを見て怖じ気づいています。
いや、このシーンはいいんですが問題なのはこの後。堺さん演じるサジに行く手を塞がれて困っている時間。まあ、山内さんのフリーコーナーではあるんですが、それにしても長い。

東京公演中でも長かったんですが、大阪公演中にもどんどん長くなっていきました。あまりに長いので、私、ストップウォッチで計りました!
花道に逃げてサジに押されて戻ってくる。それから「どけーい!」とセリフを発するまで。一切無音のシーンです。長いなあと思って計ったのが最後から7ステージ目。この時点で1分30秒。次の日が1分39秒。そんなカンジでちょっとずつ延びて千秋楽ではなんと2分34秒ですよ!まさかの2分越えですよ!2分半に渡り無音なんですよ!ちょっとした放送事故ですよ!かんべんしてほしいですよ!


さて、その無音の間、じっと待つだけしかできない堺さん。辛かっただろうなあ。クールなキャラで有名ですが、実は結構おちゃめさんです。そんなおちゃめな一面をチラッとお見せしたいと思います。





最初の登場は壁の向こう。囚われの身です。仮面を被ってくぐもった声なのでマイクチェックが必要だったのです。そしたらマイクチェックしながら前に出てきて下さいました。劇場での初登場なので手を振ってみなさんにご挨拶です。仮面姿だけどね。

その後の看守たちを殺しながらの殺人テクニック披露のシーンでは、照明との位置あわせのため止めながらの殺陣チェックとなったのですが、目をえぐるシーンではカメラ目線でサービスして下さいました。





どう、このおちゃめっぷり!にこやかに笑ってらっしゃいますが、実はこの後この二本指で目をえぐるんですけどね。
クールに見えて、実はおちゃめで可愛らしい方なんですよ。

アワブロ20 ネタバレ篇の続き

さて「蛮幽鬼」ネタバレ篇の続きです。
以前、チラシやポスターに使われた「蛮神像」について書きましたね。作って下さったのはM.E.U主宰の中田彰輝さん。中田さんには毎回リアルな小道具もご協力頂いております。具体的には生首とかね。
で、今回もいくつか作って頂いているのですが、その中から一つご紹介いたしましょう。
それは「丹色(にしき)の首の傷」です。
山本カナコさん演じる丹色は物語終盤にノドを斬られて殺されますよね。

このシーンです。



パックリ割れている訳ですが、これはどういう仕掛けなんでしょうか?
こういう仕掛けなんです!




ゴムでできた皮膚をもう一枚まとっていたんですね。これを作って下さったのが中田さんです。
カナコさんにぴったり合わせるために、石膏で型まで取っているんです。




カナコさんが二人!いやいや、当然ですが手前が石膏像ですよ。
こうやって特殊メイクのギミックというのはこうして作られていくのですね。

アワブロ19 「山内圭哉さん罰ゲーム」!

みなさま、今更ではありますが、明けましておめでとうございます。「蛮幽鬼」が終わりましてはや二ヶ月が経とうとしております。が、昨年末にハードディスクの大掃除がてら写真を見ておりましたら、なかなか面白い写真が出て参りました。もう公演も終わったことですから衣裳を着た写真を出してもいいでしょう。
そんな訳で「蛮幽鬼」オフショット写真をご紹介したいと思います。


まずはやはりこれから書かなくてはならないでしょう。
「山内圭哉さん罰ゲーム」!
今回、稽古中から遅刻でポイントを溜める人が多く、罰ゲームがあるかもと思っていたのですが、本番中は遅刻者もなく堅実な日々を送っておりました。インフルエンザも流行っていましたから緊張感があったのかもしれません。
あ、罰ゲームというのは、遅刻や小道具忘れなどの不注意から来るミスを発生した人に課せられる罰でして、その本人がもっとも嫌がるゲームが行われるのです。過去には「休憩中にサイン会」や「カーテンコールで歌」や「ひとり三方礼」などなど、それはそれは過酷な罰ゲームが実施されてきました。
そんな「蛮幽鬼」大阪公演も中盤、このまま罰ゲーム無しで終わるかと思っていた(いや、その方が良いのですが)矢先、山内圭哉さんが遅刻をしてしまいました。いや、遅刻と言ってもほんの10分ほどなのですが、まあ色々ありまして、一発アウトという事になり、山内さんへの罰ゲームが敢行されました。

しかし、「蛮幽鬼」は仕掛けが多く、スタッフたちはてんてこ舞い。罰ゲーム用に段取りを組む余裕はありません。そこで考えられた罰ゲームは「同じ施設内で上演されていた「印獣」のロビーで前説をしてくること」。「印獣」といえば古田くんや成志さんなど新感線に関わりが深い出演者が多く、スタッフたちも旧知の仲。ということで実行に踏み切りました。


そんな罰ゲームの模様をご覧下さい。





前説していますね、トラメガ持って。シアタードラマシティのロビー片隅で、いや結構真ん中で前説していました。自己紹介や、なぜこんな事をしているのかの経緯も含めて約20分ほど喋っていたそうです。そりゃそうですね。「印獣」を見にいらっしゃったお客様には何が何やら意味が判らなかったことでしょうから。
ちなみに写真は「蛮幽鬼」照明オペレーターの飯泉淳さん撮影。

次からは我らが特派員が押さえた写真です。





徐々に人が集まってきて、最終的にはこんな感じになりました。





スゴイ人の海!一番奥にぴょこんと山内さんが見えるだけになっています。実はビールケースの上に乗って喋っているのです。
丁度その日は「蛮幽鬼」は昼公演のみ。ですので「印獣」東京公演を見ていなかったキャストたちが見に行く日でもあったのです。なので、前説をする山内さんを遠巻きで見守るキャストたち。






うん、遠巻きですね。恐る恐るといった感じです。もちろん山内さんも「印獣」をご覧になりましたよ。また、終演後にはまたしてもロビーにて「蛮幽鬼」のチラシを配って宣伝するという使命も帯びておりました。


その準備の様子がこちらです。





どう、この諦めた表情!
その後、ごった返すロビーで行われたチラシ配布は大混乱を極め、最終的にはチラシを投げ配るという暴挙に出たのでした。

まあ、そんなこんなの山内さん罰ゲーム。しかし、「印獣」側にはいい迷惑でしたね。関係者の皆様、申し訳ありませんでした。そしてご協力ありがとうございました。

こんな感じで数回に渡って裏話をご紹介したいと思います。ぼちぼちとした更新になると思いますが、どうぞお楽しみ下さい。



< 前のページ  次のページ >