『蛮幽鬼(ばんゆうき)』公式ブログ

アワブロ17 楽屋にいる人々

今回は「楽屋にいる人々」です。
英語ではDressing roomと表記し、いわゆる支度部屋の事ですが、支度するだけではなく公演中は生活をする部屋でもあるのです。
個室の人は部屋中に、共同部屋の人は自分の鏡台に、それぞれ落ち着くような装飾を施し、さながら自分の部屋みたいにしていることが多いのです。 落ち着けるように、くつろげるようにしてある場所ですので、舞台稽古の合間の長い休憩や、昼本番と夜本番の合間にはそれぞれの手段でおくつろぎになっておられます。どんな感じでしょうね。


ちょっとアクションチームの部屋を覗いてみましょうか。







お!PSPですね。一枚目は藤家剛さん、二枚目は工藤孝裕さん。お二人とも夢中になってプレイ中ですね。アクションチームの間ではPSPが流行っていて、一番多くプレイされているのは「モンスターハンター ポータブル 2nd G」です。やはりね。「モンハン」恐るべし!


かと思うと、こちらの床では川原正嗣さんと井上象策さんがお休み中でした。





赤Tシャツの二人が点対称状態で寝ていますね。なんかトランプのカードのようですよ。アクションは身体が基本。こうして身体を休めておくのも大事なケアです。


では劇団員たちの部屋も覗いてみましょうか。





うん、こちらも寝てますね。奥の河野くんはタオルで眼を隠してキッチリと、手前のインディ君なんて週刊新潮と週刊文春を二冊並べて読んでいる状態で寝ていますね。
これじゃ楽屋じゃなくて、貧乏学生の下宿みたいになっていますよ。
ま、寝るのも一つのリラックス方法。緊張と緩和です。
次の本番に向けてそれぞれがこうして準備しているのです。
決してダラけている訳ではありませんのでご容赦下さい。


アワブロ16 舞台ソデにいる人々

今回は「舞台ソデにいる人々」です。
ソデ?ええ、客席から舞台を見て、舞台の左右の部分を「舞台ソデ」と呼ぶのです。
もちろん、客席からは見えないようになっており、舞台セットや小道具などが置かれており、出番直前の役者の待機場所でもあります。
ソデは当然ながらかなり暗く、本番中ともなれば巨大なセットが動き、役者やスタッフが走り、小声で打ち合わせをし、着替えたり汗を拭いたりセリフをブツブツ言ったりして、さながら戦場の様相です。
時には舞台上よりも面白いドラマが展開している場合すらあるのが面白いですね。いや、面白かったらアカンやろ!



そんな戦場の様子を少しお見せいたしましょう。





うん、戦場にしては少々和んだ感じですが、これは場当たりの途中。こちらを向いているのは演出部(舞台進行を司る部署)の飯田浩さん。
劇場のスタッフにセット転換の段取りを説明しています。本番になりますと、稽古場から付いてセット転換を熟知している演出部と、劇場に入ってから参加する劇場スタッフとが協力してセット転換をします。なので、場当たり中にはこのようにスタッフ同士の打ち合わせが行われる訳ですね。
奥に見える舞台上では他のスタッフたちが打ち合わせを終えて待機しておりますね。
どうです、この数!これでもごく一部です。
今回の舞台でも莫大な人数のスタッフがキッチリ舞台を支えて下さっていますよ。



そんな戦場のような舞台ソデですが、なにやら似つかわしくない人を見つけたのでご報告したいと思います。





誰ですかね、このスペイン貴族みたいな人は。
はい、保坂エマさんですね。
なぜこんな格好をしているのかといいますと、本来の役とは別に囚人役もやっているのです。なので、こんなボサボサの髪とヒゲを付けているわけですね。ただ、すぐに本来の役で登場するために汚れたメイクをすることができず、こんなツルッとした囚人になっているんですよ。
大丈夫、顔は殆ど見えませんから。しかし、ホントにヒゲが違和感ありませんね。
よ!このスペイン貴族!



さて、ソデにいる人々の最後はまたしてもこの方です。




ええと、山内さんですね。荷物を持って笠を被ったジャージの山内さんですね。
まあ、そういうシーンがあるのですが、いや、ジャージでは出ませんがそれは良いとして、笠の被り方がおかしいですね。アゴヒモは口にくわえませんね。
念のため、山内さんになぜアゴヒモをくわえていたのかと聞いたら「判りません」と答えられました。
本人が判らないんじゃしょうがありませんね。


まあ、こんな感じで大阪公演も無事進行しております。
公演も残りわずか。アワブロ劇場篇もそろそろ終わりますよ。

アワブロ15 舞台上にいる人々その2

では「舞台上にいる人々」の続きにいってみましょうか。
まずはこちらの写真をご覧下さい。



手前にいるのはいのうえさん、舞台上にいるのはインディくんですね。なにやら打ち合わせをしているようですが、おそらく演技のことではなくて、小道具に関する打ち合わせだと思われます。小道具チーフでもあるインディくんはいつも大忙しなんですよ。ところで今回、インディくんがどこに出ているか判りにくいという意見がございました。実は、オープニングに登場して「私語厳禁!」と連呼する「舟役人」役ですよ。なにやら金ぴかの衣裳を身につけているのですが、カーテンコールでその金ぴかの衣裳を着ているのがインディくんしかいないので、どうにも場違いです。ふざけているようにも見えてしまいます。

次は殺陣稽古の様子から。舞台上では小さい姉さんと小さいお兄ちゃんが戦っていました。



山本カナコさんと武田浩二さんですね。以前にもご報告したとおり、今回のカナコさんはたくさんの屈強な男たちを向こうに回して華麗な殺陣を披露するのですが、そのワンシーンです。いや、なんか緑色のジャージにブーツを履いてのがちょっと面白かったもので。

また、花道では高田さんを見つけました。



なんか普通ですね。普通にちょこなんと座っていますね。いや、なんかその居ずまいも面白かったもので。日だまりと昆布茶が似合いそうですよ。

じゃ、次回は「舞台ソデにいる人々」ってことで。

アワブロ14 舞台上にいる人々

前回までは「客席にいる人々」でしたので、今度は「舞台上にいる人々」をご紹介しましょうか。
大丈夫、ネタバレにはなりません、多分。

まずご紹介したいのはこの人です。
いきなりドラを持って舞台上に出てきて口上を述べ、観劇上の諸注意までしてしまうという、まるで前説をするADさんのようなのが、劇団四季出身の葛貫なおこさん。四季式発声法で諸注意を行いますよ。




自主稽古中だったので、後ろから舞台監督の芳谷研さんが顔を覗かせてちょけていますが、まあこんな感じで口上を述べますので、口上が終わった後にはぜひ拍手で送り出して頂きたいと思います。
東京公演では拍手があったりなかったりでちょいと寂しかったものですから。
ちなみに、この段階で、幕の内側ではその次のシーンに登場する人々が既にスタンバイして葛貫さんの口上を固唾を呑んで聞いておりますからね。

ついでにもう一つお願いを。舞台上にいる人々ではありませんが、客席通路を使ったダンスがあります。

こんな感じ。





ええと、村木仁さんですね。かなりエキサイトしている仁さんですね。
こんな感じで客席で踊り狂いますので驚かないで下さい。また、彼らもワザとやっている訳ではないので、彼らの影で舞台面上で歌っている人々が見えないといって怒らないで下さい。時々彼らを邪魔そうに、迷惑そうにしていたお客様がいらっしゃって、彼らも心苦しく思っておりましたので。

さて、また舞台上にいる人々に戻りましょう。稽古着姿で舞台上で談笑する山内さんとじゅんさん。



じゅんさんなんかストレッチまでしていますが、これでも舞台稽古の最中です。
いや、舞台稽古中には照明やセットの修整などで、かなりの待ち時間が発生することが多いのですが、かといって役者は舞台を離れる訳にもいかず、このようにその場で待機となる場合が多いのです。
写真の奥側にもたくさんの人が写っていますね。みんなその場で待機です。
そんな時にはこうしてストレッチしたり雑談したりしながら待つ訳です。


では、皆さんもストレッチでもしながら次回配信をお待ちください。


アワブロ13  客席にいる人々 スタッフ篇

そして客席にいる人々三回目はスタッフ篇です。
一回客席最後方にはかなりの数の席を潰して何やらデジタルなたくさんの器材とスタッフが並びます。
貴重な客席数を減らしてしまって誠に心苦しい限りですが、いのうえ演出作品では異様にキッカケが多い(おそらく一般の商業演劇の20倍くらいでしょうか?)ために、客席でなければタイミングが取れないのですよ。よりエキサイティングな舞台のためにご容赦頂きたい所です。

そんなスタッフの中でも、最もデジタル満載なのが映像班です。
今回も天才イケメン映像ディレクター・上田大樹さんのクールでポップな映像で場面転換を彩りますが、それを操作している山田裕二さんは、なんていうか白髪ロンゲ眼鏡のおじさまです。劇場にいらっしゃる機会がございましたら一度客席後方をご覧下さいませ。
白髪ロンゲ眼鏡の山田さんがキリッと映像を操作している模様がご覧頂けると思います。
この山田さんの操作卓がスゴイ!マトリックスか未来世紀ブラジルか!と問いたくなるほどのモニター数です。
サイバーです。ヴァーチャルリアリティーです。

とりあえずこの写真をご覧下さい。



どう!このサイバー感!
右隣の照明さん(オペレーターは飯泉淳さん)の分も含めてですが、見える範囲で11台もの液晶モニターが所狭しと並んでいます。見えない場所にもいくつか並んでいますので、とにかく莫大な数のモニターです。
ここは新宿ヨドバシカメラか!とでも問い詰めたくなるような光景ですね。
「攻殻機動隊」のクロルデンもかくやとばかりのサイバーぶりです。ええと、例えが判りにくかったですね。
さすがに「フェラーリよりも高価なお人形」ほどではありません。

今回は山田さんのサイバーぶりをお伝えしたかっただけなのですが、ついでに別のスタッフさんをご紹介したいと思います。
スタッフさんっていうか、報道さんです。

公演初日直前に行われる最終リハーサルには宣伝のために報道陣が入る事が多いのですが、状況によってはそれとは別に「フォトコール」と呼ばれる宣伝用の公開抜粋稽古が行われる場合があります。
要するに本編からオイシイ部分だけを何シーンか抜き取って報道陣に公開する訳ですね。
新感線でも何回か行われておりますが、今回の「蛮幽鬼」でもそのフォトコールが行われました。
すなわち、ワイドショーなどで公開された今作の稽古風景はフォトコールによるものです。
当然ながら、たくさんのビデオカメラとスチルカメラ(いわゆるプロ用の写真カメラ)が客席に並びまして、メインキャストが並ぶシーンなどでは「カシャカシャカシャカシャ!」とシャッター音が響き渡る訳ですね。
なかなか面白い光景ではあります。
そんなフォトコールの風景を、逆に私がフォトコールしてみました。

客席一杯の報道陣の中から、ビデオカメラが集まっていた一角を。




見える範囲だけで8台のビデオカメラが狙っています。
こうして撮影された映像が、いろんなワイドショーや情報番組等でオンエアされていた訳ですね。
おかげさまで東京公演は満員御礼となりました。
大阪公演もこの調子で一杯のお運びを祈りたいと思います。


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